今さら?
と思われるかもしれませんが
あらためて今日は片づけの概念を掘り下げていきましょう!
小学校頃からよく聞いたであろう
「整理整頓」
黒板に書かれた今月のめあて…
なんて光景が浮かびますよね。
とはいえ、あらためてでは「整理って何するの?」と聞かれたら戸惑うことありませんか?
今さら聞けないので思わず「ググッたり…」なんてこともあるかもしれません。
新明解国語辞典(第七版)では
「乱雑な状態にあるものに秩序を与えて、すぐ利用できるようにしたり事がうまく進むようにしたりすること。」
「不必要な要素を省いたり統廃合を行なったりして新秩序を作り、仕事の能率化を図ること。」
とあります。
片づけにちなんだ作業で考えると、不必要な要素を省いたり取り除くことになりますので、
私は以下のように伝えています。整理とは・・・
「不要なモノを取り除く」には
「必要なモノが何か」を考えて選び取ることになります。
子どもにはこの「考えて自分の意思で選ぶ」という習慣が大切ですね。
でも不要、必要という基準がちょっと難しいかもしれません。(やる気スイッチにはならないかもしれません…)
そこで、考える基準として
まずは好きなモノを軸に選んでいきます。
好きなモノを最前線に選び取るってワクワクしませんか?
半信半疑でも、自分が選び取った好きなモノを見て、これらが…とあらためて気づくこともあります。
第三者や親の立場から見てもこうやって選ぶ過程やモノを観察していくと、この子はこういう風に選ぶんだな、とかこれが好きなのかと理解できるでしょう。
そうやって人には大事にしたいモノがそれぞれあって、みんな違うということ。
自分の世界を大切にするように他の人のそれも大事にしてあげようと
優しい気持ちが生まれれば相手を受容できる平和な心が育つと思いませんか?
なので、整理は
子どもも、大人も自分の価値観を見直すとても素敵な作業なんです。
大事なことなので2回言いました。笑
さて、子どもには、「片づけなさい!」
ではなく上記のように具体的に「何をするのか」伝えるのがベストです。
小学生なら説明すれば充分理解できるでしょう!
因みに娘が引っ越し前は
・持っていきたいモノ
・置いていく思い出のモノ
・不用品
に分けてねと言いました。不用品は売るモノとゴミに分けます。
片づけや整理整頓のスキルの学びはのちに親元を離れた時に活かされますが、
小さなうちから伝える理由は自立心を育てるため。なんですよね。
そうして、わが家の娘も巣立っていきました。
ですが、いざ自立してしまうとそれはそれで寂しい親心…。散らかるのは存在の証、綺麗なままの子ども部屋は良いけれど複雑です。笑
PS こちらの写真は次女が高校生くらいの頃。今ではさらにガランとしてしまって懐かしい。
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