上川町で開催片づけセミナー
上川町の子育て支援センターのご依頼で乳幼児のお母さん方に向けた
「子育てと暮らしを楽に考える片づけセミナー」として講師をしてまいりました。
上川町は私の住む旭川から車で1時間ほどの自然が美しい町。
この日はなんと今年一番の冷え込み(-20度)ではありましたが、幸い晴天に恵まれ道中の樹氷や山並みの景色に感動しながら快適なドライブができました。
大雪山もはっきりと美しく見え、感嘆の声が漏れるほどの絶景です。
そんな自然豊かな場所で子育てを頑張るお母さん方に会えるのを楽しみにしていましたが、
第一印象は皆さまのお肌の白さと綺麗さです。
「それは近くの層雲峡温泉効果でしょうか」と講座開始早々思わず秘訣を聞いてしいました。
▼子育て中のお母さんが抱える片づけの悩み
今回は1時間ちょっとと短い時間。
少しでも悩みに寄り添えるよう事前に質問を伺っており、そこから繋がる片づけのお話をしました。
【質問】
Q散らかってしまうおもちゃの収納方が知りたい!
Q 子供の作品や思い出どこまでとっておけば良いか?
Q旦那さんが似たような洋服を買ってきてしまいどんどん増えて困る!
Q家の中の収納方法や掃除について知りたい!
資料1枚目↓(子供編・夫編・暮らし編と分けてまとめ解決策をお伝えしました。)
子育て渦中の忙しさ
子育て渦中は本当に忙しい。小さい頃は特に滑った転んだ熱を出したの繰り返しです。
兄弟姉妹がいれば喧嘩の仲裁もし、園などの行事や役員活動にママ友付き合いや送迎もあります。さらに習い事や買い物プラス家事と仕事と親戚付き合いや町内活動や夫の相手と一日24時間が足りなくてしょうがない毎日でしょう。
それなのに、家の片づけについても考えなきゃいけないなんて、もうキャパ超えなはず。
さらに北海道の場合冬は「雪かき」もあるのでほとほと疲れます。
そんな忙しい合間にお家の片づけにも悩みを抱え、前向きになって頑張っているお母さんにエールを送りたい!!
さて、数ある質問の中から今日は子どものおもちゃについてご紹介します。
▼おもちゃの収納方法
よく聞かれるのが
「おもちゃが散らからないためにはどうしたらいいか?」
「子どもも片づけしやすい収納方法」についてです。
まず、「散らからない」のイコールは断然
「おもちゃの数が少ない」に比例します。
なので使わないであろうおもちゃはその都度整理して適度な量を保ち買いすぎないようにしましょう。
また、自分で管理できない小さいうちはなるべく細かくない複雑化しないモノを選ぶのも手です。
①子どもに必要なのは?おもちゃを減らしてみる
子育ての経験上感じるのは、子どもに必要なのはおもちゃの数や量ではなく想像・創造力です。
少ないおもちゃでも工夫すれば何通りも遊べますし、考える感性や余力も生まれます。
創造性は子どもが元来持っている能力でもあり、大人が驚かされるほど。
考える・想像・創造力の体験は後々大いに役立ちます。
一つの公式でも色んな数式に応用できるとか、人の気持ちを洞察する思慮深さにも関わって来るでしょう。
大人になれば与えられた仕事の多様性を生み出すことにつながるかもしれません。
いかがでしょう。子どもの未来にも学習能力にも関わりがあると考えれば、減らしてもいいかなと思えますよね。
「工作の材料」
こちらもよく聞かれますが、子どもの手づくりに役立てればと取っておく空き箱などが溜まってしまうというお悩み。
同様に必要な材料は自分で探す探究心を与えてはいかがでしょう。もし取っておくなら量を決めて「これならどう使うだろうか?」という「とっておきのヒント」だけで良いのではないでしょうか。
②子どものおもちゃでオススメしたい収納方法は
私がオススメしたいのはとにもかくにも
「ざっくり収納」です。
おもちゃの収納については調べるとネットでも色々出てきますが、
引き出しが小分けに何段もあるとか、並べて魅せるとか、大人のコレクションさながらの収納手段は見た目も美しく理想的ですが、現実は維持が厳しいと感じます。
先ほども言ったようにお母さんは忙しいのです。細々と子どものおもちゃをあっちにこっちにここは並べて美しく・・・とやってもいられませんし、子どもがそれをこなせるかは疑問です。
子どもに求めるのはルールに従い整えて美しく片づけられるかどうかではなく、元気に楽しく遊べるかどうか?を大前提にしてあげたいはず。
なので、とにかく出しやすくしまいやすい
「ざっくり収納」をオススメします。
ざっくりとはカテゴリーを分けすぎず、戻す手間がないことです。言うなれば
カテゴリーは「おもちゃ」のみ。
こんな風に一つの箱に入れるだけ。簡単でしょう?↓
それはわかるけれどちょっと味気ないなあ・・・と思われる方に
次に私がオススメなのはこんな感じです。
3つくらいに分けられるとちょうど良いのではと思います。↓
入学前は「遊んだら戻す」これだけわかれば大丈夫です!
片づけを徹底して教えるなら小学校に入ってからで十分、できない時はお母さんがやればいいんです。
⇒「小学校時代の片づけの伝え方」ブログはこちら
▼子どもの作品やおもちゃの捨てどき
お子様の作品がなかなか捨てられない、とは良く聞きます。確かにわかりますが、キリがないのも事実。
取っておくのもこれだけと枠を決め、作る楽しみを応援して在庫は適度に減らしましょう。
お母さんは時に「捨て鬼」になってもいいんです。一家に一人は必要でしょう。
愛情を元にした行動に愚痴は言われても嫌われないのはお母さんの強みです。
ちなみに私の場合「これは!」というグレードの高い作品だけ取っておきたくなります。
▼がんばりすぎない片づけを
最後に私が声を大きくあげて言いたいのは
「子供が小さなうちは散らかるのが普通」だということです。
がんばりすぎないでいいんです。
モノが少ない方が良いので減らそうとか、散らかりにくい仕組みなどお伝えしていますが、
まずは、「こんなに散らかって私は母として妻として主婦としてダメだ!」と思う縛りがあるとしたら、それらを捨てて欲しいのです。
何度でも言いますが育児や子育ては喜びもあるけれど本当に大変。いくら夫や家族の協力があろうが、お母さんしかできないことも気づけないこともたくさんありますし、逆にしてあげたいこともあります。そこに自分の自由時間まで割いてるのです。凄いことです。(そしてこれは成長後に思うのですが子どもと一緒にいられる時間はとても貴重なんです。)
楽になる方法はお母さんが笑顔でいることが一番。余計な「〇〇しなきゃいけない」は捨てましょう。
セミナーは終わり時間までたくさんの質問をいただき嬉しかったです。
ご感想には「全部捨てなくていいというのが良かった!!」などと安心の声を頂きました。
一人の母としてみなさんのこれからの子育て人生を応援しています!!!
嬉しいサプライズ
この日偶然お休みだった上川町にお住いの整理収納アドバイザーの水野 優美子さんがお手伝いに来てくださいました。
お子様のサポートをして頂き私も思い切り集中でき嬉しいサプライズに感謝です。
久しぶりの再会とラーメンもご一緒できてとても楽しい1日となりました。
そして、この度お声がけ頂いた子育て支援センターご担当のヒロミさん本当にお世話になりました。
またお子様の成長に合わせてぜひ続きのセミナーのご依頼をお待ちしています!!
写真 (左/ヒロミさん 真中/優美子さん)
▼続きはこちら
子育てと片づけには子どもの成長に合わせた段階の声かけがあります。
続きはこちらもご覧ください!!
片付け空間デザイナーはせがわよしみ
■3月の自宅公開
モノの配置や良のバランス、収納法則などご覧頂きご自宅の片づけの参考にぜひ!
お風呂場以外全部屋、全収納をご紹介しています。
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お申し込み・お問い合わせ0120−1480−86
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