今日から新年度の始まりであり、
5月からの新元号が「令和」に決まった まさに同時刻に
昨年から温め続けてきた書籍の初校ゲラが届きました!!
ゲラとは・・・
印刷所で刷られた試し刷りのことを言います。
英語のgalleyが語源だそうですが、活字の版を置いておく木で作られたお盆のことを「ゲラ」と呼び、そのなごりとして現在の呼び名としても使われています。
つまり、イラストやデザイン構成が整って
ほぼ書籍になった時のイメージが完成された状態です。
自分の手がけた原稿が本当に本になるんだ!という信じられないような感動と喜びと
やっとここまできたという思いで思わずぎゅーーっと抱きしめてしまいました。
心の底からの感謝と共に、編集者、デザイナー、イラストレーター、さらに出版社の多くの方の力で1冊の本が出来上がることをつくづく実感します。イラストもとても可愛いのです。
これまでの経緯
昨年の企画会議通過からここまで約1年、
初めての原稿書きでは1回目では初の長編執筆、と共に大まかな筋道ができたものの内容が薄く振り返るとまさに無難な説明文です。
2回目でようやくオリジナリティーが見えたもののまだ弱い・・・ここから迷走の闇に入ります。
昨年11月の打ち合わせ風景、矛盾点や根拠の突き詰めに閉口してしまう事もありました。
そして3回目の修正原稿へ
自分の内面と哲学と本当に言いたいことを生血を吸い出す気持ちで絞り出す、
自分自身を金槌で叩いて粉々にして悩みもがき出し切ったのが3回目の修正原稿でした。
それまでの自分はどこか「守り」の部分もあり、訴える力、伝える威力の弱さを痛感しました。
自分の考えをガツンと世に出す「覚悟」と「責任」をいかにしっかりと根付かせるか?
それが「著者」なのです。片付けと同じ自分をさらけ出し、類書をもう一度読み漁り、我に問いかけました。
昨年はこのように執筆を通して一生忘れられないような自分自身の本質を見つめる作業をしてきたわけですが、
やっと出し切った原稿です。
それを編集者さんの手腕と構成と組み立てが加わりさらに校正されて今のゲラに至ります。
自分を変える
私は過去、自分自身を変えると簡単に表現していましたが、それってそんなに生易しいもんじゃなかったのです。
どうしようもない落ち込みと不甲斐なさの底辺をさらうくらい生々しい作業。
誰かに何とかしてもらおうなんて思うほど中途半端なものはない。
何かを生み出す、乗り越える時は孤独であれと学びました。
時に励ましとそして厳しく見守ってくださった
同文舘出版の敏腕編集者津川さんには本当に本当に感謝の言葉が見つかりません。
そして時短生の協力と声は私にヒントをたくさんくれました。もはや生徒を超えた信頼があります。
ラストスパート
今度は多くの皆様に手にとってもらえるようさらに磨きをかけて行きます。
新しい元号 令和元年の片付け本として5月の出版を予定しています。昨年秋より3月あたり、そして5月と時期が変更していますが、もう少しお待ちください。
心が温かくなるような一冊を目指し最後のスパートを頑張ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
⭐️シリーズでお伝えしています。
「片付け本の出版まで」
⇒序章 片付け本を出版します!
⇒①第一脱稿
⇒②15分の時短観光
⇒③編集者さん再会とゲリラ豪雨
⇒④代官山を時短で巡る
⇒⑤本の虫と片付けの極意
⇒⑥出版時期の変更
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