目を逸らしていた場所
先日の片付けサポートは久しぶり6時間コースでした。
場所は奥様ご自身のクローゼット。
お気に入りのスペースにしたいと家を建築する段階からクロスにもこだわり素敵ルームを目指した場所でした。
しかし、いつしか実家からの荷物や子供のもの、あれやこれやが押し込まれ理想とは離れた空間になっていきました。
ずっと何とかしたいと思っていても、お客さんがわざわざ見に来ることもない限り人目に付く場所ではありません。
ついつい日常の家事や子育て、仕事に追われていざ時間を使って綺麗にしようというやる気は遠のいていきました。
今回は思い切って向き合おうと決心されたのです。
片付けサポートを依頼するまでの葛藤
片付けの仕事をしていると「もっと気軽に頼ってくれれば良いのにな」と思ってしまうのですが、
人に頼むというところに到達するまでの心の葛藤、決意には時間がかかるものです。
他人に見せる気恥ずかしさ、誰かと片付けるという不自由さ、もちろん金銭的な部分も含めて躊躇してしまうでしょう。病気のように熱が出たり、今すぐに何とかしなきゃいけないと緊急性もないから尚更です。
「やっぱり自分でやろうか・・・いや頼んでみようか・・・どうしよう」と迷いながら決心するのです。
ご依頼にはその気持ちごと受け取って取り掛かるようにしています。
しかしながらその迷いこそ片付けのファンファーレなのかもしれませんね。
片付けたい場所を見ると不思議なんですがモノの声が聞こえてきます。埋れている私を見つけてーと囁いてきます。
あなたも耳をそばだててみてくださいね。
そんなモノの声に教えてもらいながら作業に取り掛かります。
いざ実作業
① まずは全出しです。
空間にあるモノ達を全部外に出します。
モノが陽の目を見ることで「あれー?これここにあったんだ!」とか「こんなに広かったんだ」「こんなにたくさん入っていたんだなあ」と現実を把握します。
今回の特徴は袋や段ボール収納が多い。収納グッズを活かしきれていないところにあるようです。
全出しの次は
②要るか要らない、使っているか使っていないか、好きなものなのか、思い出なのか、ゴミなのか、売れるかななどと
仕分けをしていきます。
③仕分けし選別されたモノを今ある家具やグッズを利用して収納していく。
それが片付けのざっくりとした工程です。
片付けは守ること
私がアドバイスとして徹底しているのは掃除と収納の選択、使いやすさの考慮の他に、
その人が何を大事に生きてきたのか、何を大切に暮らしていきたいか?を踏まえることです。
片付けは自分もしくは相手が大切にしていることを認めて守ることです。ただやみくもに型にはめたスッキリを目指せば良いとは私は思いません。
さて 様々な想いとともに、片付けた結果どう変化したでしょうか。
◆Before
⬇︎ after
◆ Before
⬇︎ after
◆ Before
⬇︎ after
彼女の場合大切にしたいキーワードは「うっとり」でした。見て心嬉しくなるモノを取っておきたい。
たとえもう着られなくなった服であろうと取っておきたいのは自由です。
彼女はプリンセスのドレスを見るたびにうっとりするのでしょう。
◆片付けを終えて・・・ご感想◆
今日は本当に本当にありがとうございました。幸せすぎてもっとサポートをお願いしたいです。
私は今回片付けに取り掛かる度どんどん散らかり、それを隠す為にまた上手く積み上げ、他の部屋の物も自然と集まり詰め込まれどうにもならなくなりサポートお願いしました。
自分でどうにかしようとすると「まぁいっか」と妥協してしまいダンボール収納から脱出できず、見慣れるとごちゃごちゃが気にならなくなり、全ての生活に平気が連鎖しキレイの感覚が麻痺していた気がします。
自分で良いと思っていた方法も視点が変わると「なるほど」となりました。
1人だとくじけそうな片付けでもプロのサポートを受けながらだとゆっくりでも前に進めます。
サポートは6時間コースでお願いしましたが、楽し過ぎであっという間に時間が経ち、まだまだずーっと一緒にやっていたい気持ちになりました。
ものすごい汚部屋スペースでしたし、なかなか決断できずにわがままも言ったりしましたが、嫌な顔1つせず寄り添ってサポートしてくれました。
これからは素敵な空間に合うように自分の中も外も他のスペースも、少しずつステキに成長していける気がします。
みなさんも勇気を出してサポート受けてみませんか? 明るい未来が待っていますよ❤ そう言いたいです。
2時間で全体アドバイスなどもしています。お気軽にお問い合わせください。
必殺仕事人スタイルでお邪魔します。
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